S4を運転し初めたときの感想

カーライフ

今回は、S4に乗り始めてから初期に感じたことをまとめてみました。
10万キロ近く走っている車体なので、もしかしたら劣化によるものや不調が原因していることもあるかもしれませんが、私はこんなふうに感じました。

実はドッカンターボ?なパワー

S4のエンジンですが、300馬力というだけあって確かにパワフルです。
正直言って納車からこれまでにフルパワーをかけたことがないぐらい、持て余すほどの力があります。

普段は全く必要ないけれど、実はとんでもない力を持っている。
この余裕が、ドライビングにもゆとりをもたらしてくれると感じます。
おかしな車に煽られても、お前なんか軽く蹴散らせるんだぞ!と心に秘めながらスマートに譲ってあげましょう。


一方で、出力特性は結構ドッカンターボ気味なのかな?とも感じます。
きれいにパワーが立ち上がると言うよりかは、回転を上げていくとあるところからドカンとパワーが出る、そんな感じ。

CVTの一足遅れてくるようなフィーリングのせいかな?と考え、MTモードで回転をあげてみましたが変わらず。
そもそもターボとはそういうものなのかもしれませんが、パワーがあるだけに慣れるまではちょっと怖いですね。

そんな大パワーの予感をヒシヒシと感じながら乗る楽しみも、またS4の魅力だったりしますね。

カーブの安心感と、ブレーキの不安感

そんなハイパワーマシンであるS4ですが、カーブでは抜群の安定感と安心感があります。

高速のIC出口などのカーブ区間で、思いのほか速く突っ込んでしまってもビタッ!と姿勢を崩さずに曲がってくれます。
しっかりしたボディの剛性とAWDのおかげで、そう簡単には破綻しないでしょう。


安定性のない車だと、うっかりハンドルをパキン!と切ってしまったり、嫌なタイミングでブレーキをかけるとリアがふらついてしまうことがあります。
今どきの車は電子制御で不安定な動きを止めてくれますが、S4はそれが必要ないくらいに車体の安定性がありますね。これは安心できます。


一方でブレーキは、ちょっと頼りない感じがありました。
絶対的な制動力はあるはずなんですが、初期が弱いというか、結構踏み込まないと止まらない感じを受けます。

アクセルOFF時のエンジンブレーキもほとんど効いている感じがありません。
パドルシフトでシフトダウンすることもできますが、CVTへの負荷を考えると過度な使用は控えたいところ。


そうなると頼れるのはブレーキしかありませんので、ここはしっかりと効く安心感がもうちょっと欲しいですね。
VABの大型ブレーキが羨ましい。。。

余談ですが、私が前に乗っていたインプレッサのハイブリッドもCVTでしたが、モーターの回生ブレーキが強かったので
ほとんどパッドが減ることなく10万キロ走ることができました。

ビルシュタインは、街中では硬め

GT-Sグレードご自慢のビルシュタインダンパー。

クルマ好きにはそそるアイテムの一つですが、街中をゆっくりと快適に走るためのアイテムではありません。
車体の剛性の高さと相まって、ガッシリと締め上がられているのか、結構凹凸を拾います。

街中で使うようなロースピード側の減衰力が強めにセッティングされているんでしょうかね。
段差で跳ねないようにゆっくりと走ると、逆に跳ねる感じがあります。


一方で、高速道路などのギャップを拾う際は、非常に小気味よくクリアしていく印象があります。
ハンドルの反応も気持ちよく、動きすぎずにうまくいなしていきます。

街中で感じた乗り心地の悪さが、高速道路では全く感じません。
総じて、高速走行時にセッティングが向けられたダンパーなんだと思います。

アイサイト3の高速巡航能力

VABになくてVAGにはある、最も大きな違いはアイサイトでしょう。
ACCを始めとする安全支援システムは、頼もしい非常に強力なツールだと思います。


S4に搭載されているのはアイサイト3という、少し古い世代のアイサイトになります。
以前までアイサイト2搭載のインプレッサスポーツに乗っていた身としては、それでもバージョンアップしていることになります。

特に高速道路を長時間運転する際の疲労度合いは桁違い。
もうアイサイトなしの車には乗れないかも・・・。そう思わせるくらい、やっぱりアイサイトは凄いです。


とはいえ完璧なシステムではないので、そこはドライバーが理解してうまく活用してやる必要があります。
カーブの先で止まっているクルマが居ても、ちゃんと捕捉して減速するまではラグがあるため、やや危険を感じるときもあります。

最新のアイサイトXなどはわかりませんが、アイサイトはあくまで運転を支援するものであって、代わりに上手な運転をしてくれるものではありません。
むしろ、せっかくのハイパワーマシンの操作を車に委ねるというのはもったいなく感じます。

自分が運転を楽しむところ、車に支援してもらうところ。
そのあたりを理解してうまく使い分けることで、スバルの言う「安心と愉しさ」が手に入るんだと思っています。

S4に乗り始めたころに感じたことの中で、印象的だったものを書いてみました。
いいところもあれば、もちろん悪いこともあります。

それでもやっぱりS4ってのはいい車だな!と心から思っています。
今後のS4の魅力を発信(と言う名の自己満足ブログ)していきますので、興味のある方は暇なときにでもお付き合いくださいませ。

それでは!

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